家に居る時間が長い毎日の中で、
「今、どんな景色を見たいだろうか…?」と自らに問いかけてみた。
そして、思い浮かんできたのは・・・
「赤毛のアン」の故郷アヴォンリー村のモデルとなった、
プリンス・エドワード島に在る、キャベンディッシュ村に滞在していた時のこと。
朝、レースのカーテン越しに入ってきた優しい光で目覚め、
窓を開ければ、心がふわりとなるような解放感と共に、
なんとも爽やかな風が吹き込んでくる。
あまりの気持ち良さに、しばらく外を眺めていた。
ふと気づくと、宿のアプローチの道を白い猫が一匹、のんびり歩く姿。
出会うだけでも縁起が良い、そんな言い伝えのある、白猫。
この窓辺まで来てくれないだろうか・・・と念じてみたが、
近くの家の方へと姿を消してしまった。
そこで、漠然と思ったその願望を、描いてみることにした。
同じ日に出会った村の水辺の様子を、背景に選んで。
希望を、癒しを、優しい気持ちを、運んでくるものを、
心のどこかで待っている。
―――届けばいいな。
笹倉 鉄平
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