ポーランドにて

その後ラトヴィアからリトアニアに移動しました。
首都ビリニュスでは、有名な”猫の家”と”犬の家”というものがありましたので、犬・猫好きとして見逃せるはずがありません…とはいえ、勇んで探してみた割には、意外に小振りな屋根の上に乗った石の像でした(笑)。

そして、今はポーランドに来ています。
今回初めて訪れたのですが…「ポーランド」と聞いて思い浮かぶのは作曲家「ショパン」ぐらいで、正直あまり知識もありませんでした。が…こんなにも美しい街並みや、豊かな文化を目の当たりにして、感銘すら覚えております。
世界史の中に登場するイメージとは全く違う、活気あふれる現代の街角や、古き良き家並みが続く旧市街、どちらにも人々の笑顔があふれていました。

これまで描いてきたドイツ圏の家々や建築と、北欧圏のそれとの違いが(今回の旅のコースで)埋まったと申しますか、イメージの中でそれらがつながった感じがしております。
ヨーロッパ各地の街や村を長年描いていると、一軒の家を見ればおよそどの辺りの家か、判るのですが…
初めて見るポーランド独自の建築様式と周辺国の特徴が入り混じったスタイルに驚き、とても新鮮でした。

左の画像はポーランドの地方都市の空港です。予想外と言っては失礼ですが、かなり近代的で、ゆったりとした落ち着きのある空間です。
右側の画像は首都ワルシャワにあるワジェンキ公園のショパン像とのツーショットです。夏の間は、この像の横にピアノが置かれコンサートが開かれていたそうです。
この広く優雅な美しい公園で(もちろん町の中でも)多く見かけたのですが…スマートフォン片手に歩いている若者達が、この夏日本でよく見かけた光景の如く、「ポケモンゴー」をやっているのです。人差し指で画面を弾くような動きや、その反応や行動パターンが日本人とまったく同じで、思わず笑ってしまいました。

笹倉鉄平 (記9月4日)

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