新しい画集が・・・
新しい年を迎えたのは、つい先日のように感じますが、いつの間にか立春も過ぎておりました・・・早いものですね(ため息)。
ここ暫く絵の制作に取り掛かりっ放しでしたが、ようやく一区切りつきましたので・・・早く皆さまへお知らせしたい、と気になっておりました件を、今回ようやく書かせて頂きます。
この春、新しい画集が出版される運びとなりました!!
3月の下旬頃には書店に御目見えするとのこと(順調に進めば、もう少し早まることもあるように聞いております)。
前作「ヨーロッパ旅の画集」がご好評を頂き、その続編というイメージから企画・製作をスタート致しましたので、同サイズで全体の印象も踏襲しています。
前回は、ヨーロッパの国ごとに作品を分類しておりましたが、今作は、”時間の流れ”に沿った形になっております。
今まで画集未収録だった作品を中心に、朝の絵から始まり夜の絵へとページ毎に1日が進んでゆき・・・それぞれ春・夏・秋・冬4つの章で構成されています。
1枚の絵の中に、朝と夜や夏と冬を同居させて描くことは、当然困難ですし、何より不自然になってしまいます。つまり、時間の”経過”を1枚の絵で表現することは、私の絵ではなかなか出来ません。
しかし、複数の絵を並べてご覧頂くことが出来る”画集”では、読書をするように見て頂けますし、そこに時間の流れを感じて頂けると思うのです。
可能な限り時間がスムースに流れてゆくよう、作品選択や順番決めを行い、綴ってゆきました。
また、絵から絵へとゆっくりと流れる”時間”の中へと、自然に入ってゆける小さな一助になれば・・・と、短い一文も添えさせて頂きました。
お手に取って頂ける機会がございましたら、最初の1ページから最後の1ページまで、一度だけでも「通し」でご覧頂けますと嬉しく存じます。
そして、ページを繰る間は現実をしばし忘れて頂き・・・本を閉じた時には・・・
心地良い「やすらぎの時間」を感じて頂ければなぁ、という気持ちをこの本に込めました。
お楽しみ頂けますことを願いつつ。
笹倉鉄平