質問にお答えします Part.11

去る9月18~24日の大丸東京店と、同月25~30日の大丸梅田店にてそれぞれ開催の展覧会へは、多くの方にお越し頂き、大変嬉しく存じました。ご挨拶が遅くなってしまいましたが、ご多用の中、足を運んで下さった皆様へ御礼申し上げます。

また、この度の台風15号・19号通過にて被災された方々とご家族の方々へ、心よりお見舞い申し上げます。皆さまの安全と、被災状況の復興、そして日々の生活が1日も早く平穏へ復することを、祈念しております。

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さて、「質問へお答えします」コーナーも、回を重ねること11回目を迎えました。
今回は、お子様からのお尋ねにお答えしたいと思います(全て"ちいさな絵画館"でのアンケートより。質問をお寄せ頂いてから、お時間が随分と経過してしまい、お詫び致します)。
※尚、質問は全て原文のまま、お尋ね部分のみを抜粋して掲載させて頂きました。

まずは、小学生の女の子から以下3つの質問がございました。


Q.1 何色が好きですか。

A. 「〇〇色です」と、ひと言では答えられないくらい、好きな色が多くて難しいのですが・・・
強いて言うならば、絵の具の緑色そのものよりも、自然の中に在る様々な緑の色、が好きです。


Q.2 いつから、こんなすてきな絵をかけるようになったのですか。

A. ありがとうございます。"すてきな絵"と感じて頂けたことが、とても嬉しく何やら照れくさい気分です。さて、改めまして"いつから?"という観点で振り返ってみたのですがが・・・
勿論、子供の頃、小学生くらいの頃には、自分でも上手に描けているなどと思えませんでしたし、自らの絵をそういう目で見たこともありませんでした。とにかく絵を描くことが好きで・・・夢中でずっと描き続けているうちに、大人になって・・・いつの間にか、周りの人たちが僕の絵を「好き」と言って下さるようになった・・・という感じでしょうか。
ごめんなさい、正確に"いつから"という意識は全く無いですね・・・(汗)。


Q.3 作品に、ねこがかいてあるのが多いのですか

「ラ・メゾン・ド・ノルマンディー」1997年 アクリル


A. 初めて"ねこ"を大きめに描いたのは「ラ・メゾン・ド・ノルマンディー」で、20年以上も前のことでした。それが自分でも気に入り、その後、旅先で猫の姿を見かければ、スケッチしたりするようになりました。偶然の出会いの中で、描かずにはおれないような猫も多く、そんな時は迷わず絵に登場させたり、度々隠れた主役にもなってくれます。
ただ・・・絵の中に登場している数としては、犬の方が多いと思われます。

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次は、幼稚園生の男の子から。

Q.4 ひかりわどうやてかくの(=光はどうやって描くの?)

んんん・・・難しい、どうやってお答えすれば良いのやら・・・
ある意味、これは僕自身が常に自身に対して問いかけながら描いている、深ぁい質問です(苦笑)。
いまだに"光をどうやって描こうか"と、毎作ごとに頭を悩ませているのですから・・・
勿論、このお子さんは、そういう意味で尋ねているのではないことも分かるのですが・・・何だか、ドキッとしてしまうほど真っ直ぐな質問でした。
具体的にどうやって描くかは、画家さんによっても、技法によっても、様々に違った方法があります。
例えば、「影を描く」や「光が周りへ及ぼす影響を描く」等々ですが・・・誰もが分かるように(特にお子さんに対して)、言葉で説明することは、僕にはあまりにも難しくて・・・(汗)
ちゃんとお答え出来ず、ごめんなさい・・・降参です。

というわけで、最後がヨレヨレな回答で申し訳なく、ふがいなく思いつつ・・・
お子様からの質問というのは、純粋でストレートなだけに、大汗をかきまくる結果となりました。

毎度のことではございますが、最後に・・・
メール・お手紙・アンケート等にて、貴重なお時間を割いて頂き、絵の感想/メッセージ/質問を頂戴し、本当に有難く思っております。個々へのお返事はなかなか難しいのですが、頂きましたもの全て拝読し、絵を描く為のお力をもらっております。この場を借り致しまして、御礼申し上げます。

笹倉鉄平

2019年10月21日