「ソワレ・ド・ノエル」ができるまで

先日来、大丸百貨店の東京店、大阪梅田店それぞれにて開催されました展覧会「絵で旅するヨーロッパ」には、双方多くの方々にご来場を頂きまして、ありがとうございました。
旅するような楽しい気分を、少しでも味わって頂けましたことを願いつつ…。

また、各サイン会で、列に並んで頂き順番をお待ち下さった皆様には、恐縮でございました。
特に、9月下旬ヨーロッパからの帰国直後で臨んだ東京大丸でのサイン会では、時差がまだ残っておりました為、サインをすっかり終えてから「あ、前にもお会いしている方だった…」と、後になってから気づいたり…等と、頭が全く冴えておりませんでした(いえ、決していつも冴えているわけではないのですが(笑))。

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ハロウィンも終わり、早いもので、世の中ではそろそろクリスマス気分高まる時節となりました。
新作「ソワレ・ド・ノエル」は、クリスマス・シーズンのパリの街角を想像しながら描いた作品です。

久しぶりに、制作途中に画面の画像を何枚か撮ってみました。
下描きの状態から仕上がるまでの変化を、楽しんで頂ければ幸いです。

 

別紙に描いた下描きを、ベージュ色の下地塗りを施したキャンバスに大まかに写し取り、
鉛筆で下描きを進めてゆきます。

 

どの作品でも、「光」を大切にしておりますので、最も明るい箇所の"白"から塗り始めます。

 

次に最も暗い部分を、黒ではなく(この作品では)深い緑茶色で描いてゆき…

 

デッサンをするような感覚で、全体の明度のバランスを見ながら陰影をつけてゆきます。

 

画面全体の色のバランスを考えつつ、薄く溶いた絵具で色をつけてゆきます。

 

全体の色のイメージがつかめた所で、店頭にリボンの付いたクリスマス飾りを付けることにしました。

 

絵具を厚めに塗りながら、徐々に細部まで描き込んでゆきます。

 

画面が、思い描いていたイメージとしっくりと馴染んだ時に筆を置き、サインを入れて完成。

 

【転載・コピー等厳禁】
Copyright for all images above © TEPPEI SASAKURA / ART TERRACE

 

…といった感じで、実際には存在しないクリスマス・シーズンの冬景色を制作し、皆さまへ発表するに至っております。

更に、製作途中に画面が変化してゆく様子を、是非とも"流れ"でご覧頂きたいという我がままをスタッフに伝えました所、手元のスマホで撮影をしたいい加減な画像を、上手に繋げて動画にしてくれました。
加工をしようなどとは思いもせず撮っておりましたので、動画としては無理があると思います。
が、試験的なチャレンジとしてYou Tubeにアップしもらいましたので、よろしかったら下のリンクからご覧になってみて下さい。

笹倉鉄平

 

 

2016年11月04日