アテネ・オリンピック、ありがとう‼

今年の夏は、猛烈な暑さが記録的に続き、体力・気力ともに少々バテ気味でした。
そんな私に"元気"をくれたのが、アテネ・オリンピックであり、中でも日本人選手達の目覚しい活躍ぶりでした。

ここの所、少し活力と元気を無くし気味だった日本の人々の心に、きっと自信や誇りといったものを呼び覚ましてくれたに違いありません。
また、活躍しつつも惜しくも夢破れていった選手達、というより、出場した選手全員に、目に見えないそれぞれの影の努力と強い意志があり、結果に結びつかずとも、その姿勢に"勇気"や"金メダル以上の感動"をもらえたように思います。
制作になかなか集中出来ないほど暑かった今夏に、オリンピックの開催があって本当に良かった・・・ありがとう!!

そして、今回に限らず以前から、オリンピック以外のスポーツでも同じ様に、日本人選手たちの活躍ぶりをニュースなどで見聞きしており、暗いニュースの多い中、どれほどそれらが気持ちを明るくしてくれていたことか・・・。
またスポーツ界のみならず、文化的な分野や他様々な活動において、日本人が世界へ飛び出して頑張っている様子を知るにつけ、それぞれから"元気の素"をもらってきました。

イタリア個展会場の様子

『私にでも、何か出来ることはないだろうか?』
たとえそれが小さな活動でも、自分なりに可能なことはありはしないか?・・・と、3年ほど前からそんな思いを形にしようと働きかけ、多くの方のご協力・ご支援のもと、実現を見たのが、この5月に開催したイタリア・レカナーティ市での個展でした。

只単に会場を手配して作品を見せるだけであれば、もう少し早く進んだのでしょうが、それでは開催した事実が残りはしますが、その"意義"という部分で希薄な気がしてしまい・・・より文化交流色の濃い展覧会として何かを残せる事を目指してきたつもりです。

そうなると勿論、現地での様子と、ご協力下さったイタリアの方々の思いのようなものを、日本の皆さんへもお伝えしなければ、上記の目標は不充分になってしまいます。

そこで早速、その報告の様な切り口での展覧会を、幸いにも5都市で開催して頂けることになりました。
前にもお話しておりますが、人前に出るのがめっぽう苦手な私が珍しく積極的に顔を出す予定になっていますのも、そんな目標に出来るだけ近づきたいからなのです。

もしかしたら、こういった活動やチャレンジが、いつも応援して下さっている方々への、絵の制作以外で可能な、せめてもの御礼返しにつながらないだろうかと思ったりもするのです。

オリンピックでの選手達のインタビューを聞いていると、誰しも真っ先に"応援してくれてる人と影で支えてくれた人"達への謝意を口にしているのが印象的ですが、その心境が少しわかる様な気がしています。

とにかく、私にとっては、金メダルの数よりも、出場した選手達の"ひたむきな姿勢"にパワーを分けてもらえた素晴らしいアテネ大会でした。

笹倉鉄平

2004年08月27日