大宰府の粋なカフェ

今、福岡からの帰りの機内でこの文章を書いています。
移動中の新幹線や飛行機では、到着までの時間を大概持て余してしまいますし、周囲に人がいる方が、気恥ずかしい内容にならずに書けます。
こうして、文章のほとんどは移動中に書く習慣がついてしまいました。

普段はどうしても絵のことで精一杯ですので、このページの更新もこの位のペースになってしまうのですが、無理をしてしまっては何事であれ長続きはしないものですから…。
ところで、昨日(10月12日)は福岡市街に程近い温泉に宿泊して、疲れをほどかせて頂きました。
僕は大の温泉ファンで、訪れる度に「日本人でよかった…」と実感します。

仕事がら肩こりがひどく、温泉につかることだけでも有り難いのですが、それだけに止まらず、温泉宿の持つ雰囲気やたたずまい、窓からの自然の景色、部屋でとる食事の楽しみ、どれを取っても大好きですし、またその行き帰りの行程も含めて“温泉の効能”となるのでしょうね。
一種独特の別世界感がアジアン・リゾート等にも通じるところがありますし、たった1日だけでも旅気分を味わえますので、仕事を終えた後の“自分へのご褒美”としていることもしばしばです。
根っからの“旅好き”なんでしょうね。

さて、今日はサイン会が午後からだった為、午前中に大宰府天満宮へ行ってまいりました。
今年は「一千百年大祭」の年にあたるそうで、古式ゆかしい音楽が流れる中、境内はとても賑わっていました。
ちょうど横手の方にある梅林のそばで、お茶と名物の「梅が枝餅」で一服させて頂きました。
僕は、ほとんどお酒がダメですので、お茶やコーヒーが、いわゆる“お楽しみ”なのです。

入り口のそばには、さりげなくススキや野菊が生けられ、まさに五感で幸福な初秋のひと時を楽しみました。
その店内には土間が残されていたりと・・・日本でこういった古き良き茶店に出会う度に、ヨーロッパの伝統的なカフェに、多くの点でとても近いものを感じてしまうのです・・・。

さあ、そろそろ飛行機がランディングの体勢に入っていくようですので、今回はこのあたりで失礼致します。

笹倉鉄平

2002年10月17日