「2011年」

大阪(心斎橋大丸)と銀座(東京セントラル美術館)での「77枚の原画展」、双方とも無事に幕を下ろすことが出来ました。
師走の気忙しく何かとご多忙な時節にも関わらず、多くの方にご来場を賜りまして、本当にありがたく、また嬉しく思っております。

サイン会の際、皆さまより感想として異口同音に頂いた、「明るい気持ちになりました」「心が安らぎました」といった主旨のお言葉に、一画家として報われる想いでした。
皆さま、本当にありがとうございました。

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そうこうしているうちに、激動の2011年ももうすぐ暮れてゆきます。
思い返せば、3.11震災の衝撃と影響が、あまりにも大きな一年でした。

春には、準備していた展覧会も中止せざるを得なかったりと、しばらくの間は、様々な形で起きた影響への対応を迫られ多少苦慮も致しました。また、そういったこと以前に、画家として個人として「何が出来るのだろうか?」と筆を置いて考え込んでしまったり・・・
通常どおりの活動を、積極的に行ってゆく気持ちには到底なれない一時期すらありました。

しかし、今は・・・復興の現場で厳しい環境に身を置きながらも、健気に奮闘しておられる方々の姿や言動から、逆に元気を頂戴し、学ぶべき大切な事を示して頂いており、前向きにならねばという想いが強く湧いてきます。
ですので、前述したようなマイナスな感覚や経験も、プラスの思考に持ってゆけるようになりました。

とにかく、3月以降の今年はあまりに様々なことがあり、私の文章力などではとても表現できない想いが溢れており・・・一生忘れることの出来ない年となったような気がします。

そんな2011年を越えて、来るべき2012年へ。
日常に潜む幸せの力や、明るい気持ちや前向きな希望といったものを「光」に託して描き、多くの方に観て頂いてその想いを届けてゆきたい―――目標の一つとして、改めて自分の中で一層強くハッキリと見出したように感じています。

その為には、まず自分自身が、明るく大らかな気持ちをもって筆をとらねば!!・・・と思う、2011年の年の瀬なのでした。

笹倉鉄平

2011年12月27日