チャリティ「犬の絵画展」開催にあたって

犬が大好きで今まで多くの絵の中に登場してもらった。
----と言うより、ついつい描きたくなってしまうのですが・・・。
のほほんとした表情に心癒され、また切ない程の純朴さを持ち、決して裏切ることもない。
他界してしまった愛犬からも、どれ程多くの事を教えられたろう・・・いつも絵のモデルになってくれた犬たちに、何か僕に出来ることはないか、何かのお返しがしたいと思ったのが、この活動の発端でした。

「人のために働く犬たちが世の中にいます。」
「そしてその犬たちを必要としている人がいます。」
盲導犬、聴導犬、介助犬、警察犬、災害救助犬など、多くがあげられますが、普段「目」を使う仕事をしている画家として「盲導犬」をとりあげ、1年ほど前からスタッフ達と共に勉強を始めました。

例えば、日本における盲導犬の数はUSAの約10分の1以下であり、また、受け入れる側である社会にも問題があることを知りました。
このような事を伝えていく活動の必要性を感じ、日本盲導犬協会の方にご協力いただき、とりあえず数枚のパネルを製作しました。
そしてこの活動のために、1枚の水彩画を描きました。

「傘がさせる社会に」2001/水彩画

<管理人>  女の子が盲導犬に傘をさしてあげている…。こんな優しい気持ちって大切ですよね。
<ショム子> そう、こういう気持ちはとっても大切ね。
       でも実は、盲導犬に対して、周囲の人が気をつけなくてはいけない事があるの知ってる?
<管理人>  えっ、どういうことですか?
<ショム子> 安全のために、仕事中の盲導犬には、気を引くような事をしてはいけないんですって。
<管理人>  へぇー、じゃぁこの絵の中の盲導犬の気持ちって複雑ですね。
       実はとても嬉しいんだけど、でもチョット困っている・・・って感じかな。
<ショム子> そう、それを伝える為の絵なんですね。


これまでに描いてきた作品の中から、犬が登場している版画を選び展示し、ゆったりと観て楽しんでいただきながら、パネルで盲導犬についての事を知っていただいたり、また実際に、会場に盲導犬に来てもらったりして、受け皿の成熟を願い伝えていく活動としての「犬の絵画展」なるものを始めてゆこうと思いつきました。

状況が許す限り、これから日本各地を地道に廻っていくつもりですが、何ぶん費用もかかる事ですし、その他のチャリティ活動もありますので、せいぜい年に1~2ヶ所になることはご容赦下さい。
それまで長い目で待っていて下さいね。
あくまで、チャリティの精神は無理をしないで続けることですので・・・。

第1回として私の出身地である兵庫県からスタートします。
お近くの方は是非、気軽にお立ち寄り下さい。

また、盲導犬についてご興味のある方は「日本盲導犬協会」さんと「日本ライトハウス」さんのホームページにリンクしていますのでご覧下さい。

笹倉鉄平

2001年08月31日