画材店はワンダーランド!

しばらくの間、作品づくりに熱中していました。
体力的にも精神的にも一杯一杯でしたが、ようやく色々と一段落したので、気になっていたこのページを、今やっと書いています。

このところ朝晩がめっきり冷え込む季節になりましたが、ついついセンチメンタルな気分にもなり、「芸術の秋」と呼ばれるのもどことなく納得してしまいます。
絵の展覧会も多くなるこの季節にちなんで「画材」の話しでもしましょうか・・・。
僕がはじめて画材らしきものを使ったのは、おそらく12色程のクレヨンでしょう。
(3歳とメモがある古い写真に、絵を描いている僕と一緒に写っていたので)
子供の頃の遠い記憶なのですが、24色のクレヨンを持っている子がまぶしく見えて、いつか大きくなったら、もっと沢山の色のセットを買うんだ・・・なんて思っていました。

今でも大きな画材店に行くと、多くの色の絵具が棚いっぱいに並んでいるのを見るだけで胸がワクワクして元気になってくるのです。
きっと本好きの人が大きな書店に入ったときや、音楽好きの人がCDショップへ行ったときと同じような感じではないでしょうか。

時々、僕の使っている画材について質問されることがありますので、今回はそれにお答えしておきます。
優れているというよりも、感覚的なもので何となく使ってしっくりくるという選び方が多いようで、画家さんによって選び方は違ってくるのだと思います。

<油絵具>
メーカーによって作っている色が違い、在る色、無い色があるので、銘柄にこだわらず目で見て好みの色を探しています。
ルフラン(フランス)とレンブラント(オランダ)が多く、国内メーカーにも好きな色があります。

<アクリル絵具>
リキテックス(アメリカ)を美大時代からイラストレーター時代も含めて30年近く使っているので、かなり絵具の性格はつかめていると思います。
乾くとほんの微妙に色が変わるのですが、その具合も読めるようになりました。

<水彩絵具>
水彩画がさかんなお国柄ゆえ、イギリス製に品質が高いものが多く、ウィンザー・アンド・ニュートン(イギリス)を現在は使っています。

<筆>
絵具別に、ここには書ききれない程、様々な種類を使っていますが、割合的にはやわらかめの筆が多いようです。
油彩用には普通、豚毛を使うのですが、僕は日本製のハードリセーブルが気に入っています。
水彩は筆が命といったところがあるので、高価ですがラファエル(フランス)やウィンザー・アンド・ニュートン(イギリス)を使っています。

<色鉛筆>
気軽に使えて大好きな画材です。
ファーバー・カステル(ドイツ)を愛用していて、100色以上あると思いますが、それでも足りないときがあります。

<紙>
近ごろ淡彩画などで使用しているのは、MO紙という手漉き和紙(沖茂八氏のイニシャルをとって)とアルシュ(フランス)のどちらかが多いです。

他にもいろいろとありますが、今回はこの辺で・・・

皆さんも偶然画材店の前を通りかかられたら、一度立ち寄ってみてはいかがでしょう。
画材は他の使い道もあるので、以外と面白い発見があるかもしれませんよ。

笹倉鉄平

2001年11月16日