リューネブルク

リューネブルク
Lüneburg

2016年9月リリース
絵柄サイズ:43.1×80.1cm キャンバス・ジクレー 限定195枚

それは、まるで・・・ずっと昔に絵本で見たような・・・

*      *     *

ドイツ北部、リューネブルクという町を電車で訪ねた。
駅から町の中心部へと歩いて行く途中、イルメナウ川に沿って、
古く愛らしい家並みが続く景色に出会った。

町は、ハンザ同盟の小都市の一つとして栄えた長い歴史を持つ。
同じくハンザ都市を有する近隣のオランダやベルギー等の建物とも似た、
赤いレンガ造りの旧い建物も並んでいる。
ここでは、今はカフェやレストランとして、人々に憩いの時間を提供しているようだ。

中世には、「白い黄金」と珍重された塩の産地として、町は大いに栄えたという。
川辺には、当時の塩運搬用の木造の帆船が再現され、停泊している。
その様子がまた、より童話的な雰囲気を醸し出していた。

町へ入るべく、今まさに渡ろうとしているこの橋から望む対岸の眺めは、
どこか現実離れしているような、 初めて見るのに、なぜか懐かしく記憶の底をざわめかせるような、
「こちらへどうぞ」と、温かく招かれているかのような、
―――別世界への入り口、であるかのように感じてしまった。

"絵本のような"という、その第一印象を意識して大切にしながら、
実際の風景(主に建物)に、色々と手を加えつつ、 心遊べる情景、を目指して描いていった。

笹倉 鉄平


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