アトリエや旅先から届いた、笹倉鉄平のメッセージを掲載しています。

アトリエから

2013年03月26日/質問にお答え致します<Part.5>

昨年末のメール御礼企画の際は、"初めて送ります"といった新鮮な方からお名前もお馴染みになった方まで、沢山のメールを頂戴致しました。
初メールで一生懸命に絵への想いを綴って下さったもの、新作への感想、近況をご報告下さっているもの…色々ながらも、その全てから元気をもらって拝読させて頂きました。
ご送信頂くお手間、それぞれに綴られた内容、一つ一つへ感謝致しております。

さて今回は、五回目となります、メールで頂戴した質問へのお返事コーナーです。
(Q.の部分は、メール等より問い合わせ主旨のみを抜粋させて頂いております)

Q.先日、チャリティ・ポストカードセット「未来ある子供たちに」を手に入れました。図柄5枚の、それぞれに描かれた場所が知りたいです。

A.まずは、当活動へご協力頂きましたことへ深く御礼申し上げます。以下、各作品を描いた場所となります。

130326charity_pc1.jpg
【前を向いて】
漠然とですが、"東北地方"――夏休み中の姉弟のイメージです。
手をつなぎ想いを支え合いながら、前へ前へと進んで行ければいいなぁ
といった希望を込めながら、ポストカードとして作る為に新たに描きました。

130326charity_pc4.jpg
【YUM】
フランス・ノルマンディ地方の街
オンフルール。
旧港に面したアイスクリーム屋
前の石塀でくつろぐ父娘。

130326charity_pc2.jpg
【少年と犬】
スペイン南部・アンダルシア地方の街ロンダ。
歴史ある闘牛場(背景はその高い外壁)の前で
出会った少年。

130326charity_pc5.jpg
【時の経つのも忘れて】
南フランス・コートダジュールに在る
サンポールドヴァンス村の
入り口前に在る広場で。
本に没入している少年の姿が印象的だった。
 
130326charity_pc3.jpg
【ゴムとび】
スペイン・バルセロナ郊外に在った公園
(名前までは憶えておりませんが…)。
光の中で屈託なく遊ぶ少女たちの姿を偶然見かけた。

Q.(絵を勉強されていらっしゃる方からのご質問で)季節感あふれる絵を描くには、どうしたらよいでしょうか?

A.私なりの方法論でしかお答え出来ないのですが、それを前提でお伝えしてみますと…
"場所選び"が、大きく季節の感覚を左右するように思います。
まずは、ご自身の感性で"この季節ってイイな"と思う場所へ、その時期に行ってみるのがベストだと思います。そして、様々な角度で視線をずらしたり変えたりしながら、より"好き"と感じるお気に入りの構図・切り取り方を探してみてはいかがでしょうか。
また、実際のリアルな景色の色彩以上に、ご自分で"もっとこうだったら良いのに"と感じる色調で描いてみるのもよいと思います。要は、その絵を描いている間、ずっと"その季節に対する自分の想い"を意識し続けることが大切だと思います。


Q.(「ちいさな絵画館」アンケート回答紙にあったご質問で)「らくがき大好き」という作品で、このような色合いになっているのは何か意図があるのでしょうか?

130326favorite_things.jpg【らくがき大好き】A.通常、キャンバスに下地を塗る際には、全体をイメージする色、もしくは、絵の"主人公"を活かせる色を選んでいます。
この絵では…勿論、現実の地面の色はこんなではありませんでした。が、男の子の肌や髪の毛の色・使っている白い絵具が活きてくる色彩として、この色を下地に塗りました。
ですから、明確な意図があって――というよりは、漠とした説明で恐縮ですが、感覚的な理由で色合いを選んでいることが多いです。



Q.("香り"に関するお仕事をされている方からのご質問で)どのような香りがお好きですか?

A.柑橘系の香り…中でも、オレンジの香りが好きなようです。
イタリア・シチリア島での10年以上前の話です。何かとても良い香りがする――と気づき、散策の足を止めて辺りを見廻すと、オレンジの木が街路樹として植えられていました。ちょうど白い花が沢山咲いている季節だったので、その香が当たり一面に漂っていたようです。
それまでの人生で「好きな香り」など考えてみたことすら特に無かったのですが、この時に初めて認識したのでした。
以来、シャンプー・入浴剤、ルームフレグランス等、香りのあるモノ選びの際には、ついつい柑橘系を探してしまいます。
そういえば以前から、デザートやアイスクリームのフレーバーを選ぶ時もそうでしたし…チョコレートも、オレンジ・ピールにコートしたモノに目が無かったりします…(照笑)。


今回は以上です。
今後もご遠慮なく質問お寄せ下さい。勿論、作品や展覧会への感想も常にお待ち致しております。


笹倉鉄平

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