アトリエや旅先から届いた、笹倉鉄平のメッセージを掲載しています。

アトリエから

2004年04月13日/新しい画集がやっと・・・

春ですね。
まだこれからが見ごろという地方もあると思いますが、皆さんは、もう"お花見"されましたでしょうか?
"満開"という時期は本当に何日かしかないので、ベストなタイミングで出来ることは本当に難しいですね。
私は、先日3年ぶりに晴れた空の下、丁度満開に咲き誇る桜を見ることが出来て幸せでした。

040413sakura.jpg地面に寝転がって、爛漫の桜を見上げました。これが最高に気持ち良くて好きです。

この時期、桜の名所はもとより、街中の小さな公園でさえも桜の木があれば、ビニールシートや段ボールなどで盛んに場所捕り合戦が行われます。
そんな光景を目にして、以前から個人的に気になってしかたなかったことがあります。

それは、あの地面に敷くビニールシート(大きな集まりの団体が使用している青色の大ぶりのシートで、工事現場や夜店の風除け等にもよく使用されているアレ。
TVのお花見映像等で、一度はご覧になっていると思います)の色です。
かなり強い水色なのですが、どうしてあの色なのだろうか・・・と毎年気になってしまうのです。
どうしても、桜の花のほのかな色合いに似合わず、いえ、むしろあの淡い美しさを打ち消してしまいそうな色だと思うでのす。

あのシート自体、色々な所で目にしますが見る度に、もっと渋い茶色や抑えた緑色などだったら、自然の色合いに溶け込んで目に優しく映るはずなのに・・・と、ついつい残念に思ってしまいます。
危険防止の為、人の注意を喚起する色にする必要があるとか、何か製造上の理由があってということなのかもしれませんし、そこまで突っ込んで調べたことがないのでわかりませんが、可能ならば製造業者の方々に、日本の美観をより良くする為に一肌脱いで下さいと、お願いしたいくらいの気持ちです。
もしも、私以外にも多くの人がそう感じていたとしたら、"自然色のビニールシートが大当たりするかもしれませんよ"と伝えたい気にさえなってしまいます。

この事と似ているかもしれませんが、公共の道路わきのフェンスや橋などのペンキの色なども気になることがあります。
しかし、これに関してははっきり認識できる程、以前より良い色に改善されつつあるように思います。
看板類も"とにかく目立とう競争"の流れは少しづつ減って、周囲の景観や環境、歴史を配慮したものに変えていこうという自治体や商店街ぐるみで努力している場所が増えて、そんな所の方が集客につながっていると聞きますから、徐々に良い方向へ進んでいるように思えて、勝手に喜んでいます。

閑話休題。

新しい画集がようやく完成し、今とてもうれしく思っています。
結局、前回書いた3月中出版は難しくなり、少々遅れてしまいましたが、そろそろ書店に並ぶころかと思います。

この画集では、日本が主題の絵と海外のそれが入り混じっていても違和感無く見てもらえる様にと、気を配ってみたつもりです。
どちらにも、勿論それぞれに違った良さがあり、私は両方とも好きですので、あまりその辺りを気にせず、自然に見てもらいたかったからです。
ページを繰る度に少しづつ季節が移ろってゆく様にしたつもりなのですが、この事がより意識せずに見られる助けとなってくれるように思っています。
また、絵と文字の配置や"おまけである短い文"も、ワンパターンに陥らないよう心がけました。
何やら、わかりにくい文になっているかもしれませんが、隣の絵を見ながら"謎解き"のつもりで、心遊ばせてもらいたかったのです。
10年経ってからもう一度見てみると、また全然違う見方が出来るといった画集になればいいなとも思います。

この画集で初めて私の絵をご覧になられた方は、「こういったタイプの絵」だけを描いている画家なんだと、思われるかもしれません。
また、以前から知っておられる方の中にも、ひょっとしたら「こういった方向へ変わってきた」のかなと受け取られる方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではないのです。
これまでに発表してきた大きな画面の作品は、普段この画集にあるような絵を描いている中で生まれてきたのです。
私にとっては、自分自身の勉強の為の"習作"的なものであり、その発展形ともいえる作品達なのです。

ご覧になられたら、また感想などお寄せ下さい。
あまりにもピンとこない点などがございましたら、質問もしてみて下さい。
このページで、お応え出来る範囲でお返事してゆきます。
今後の参考にもなりますので、皆さん、ご協力(?)よろしくお願いします。

さあ、桜の次は新緑を楽しみたいですね!!

笹倉鉄平

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