「どうしたの?」

「どうしたの?」
A Dog at the Dooryard

2018年2月中旬リリース予定
絵柄サイズ:31.4×40.6cm キャンバス・ジクレー 限定195枚

 

春のアメリカ北東部。
マサチューセッツ州からバーモント州にかけて、車で北上した。
長閑で平和そうな、小さな町村の姿が、次々に現れては過ぎてゆく。

この辺りは、かつて欧州からの、特に英国系の入植者が切り拓いた
現在のアメリカ"発祥の地"で、ニューイングランド地方と呼ばれている。
イギリスの建物が石造りであるのに対して、家々の外観は・・・
豊富に得られる森林資源により木材の多用が特徴的で、外壁は板が横張りされ、
家の正面にはポーチやベランダが設けられ、芝の敷かれた前庭が広がる。
とても"アメリカらしい"おおらかな印象を受けた。

*     *     *

大切に育てられた花々あふれる家の前庭には、ちらちらと木漏れ日が躍り、
新緑の季節の心地好く澄んだ空気に、気分も浮き立つような気がする。
こんなにも幸福感あふれる景色の中・・・
なぜか、困ったような眼差しの小さなパグ犬。

どうしたの? 何か困っている?
ご主人が家に入ってしまったからかな?
それとも、お散歩にでも行きたい? 他に・・・・・・何だろう?
意外な困り顔に、声をかけずにはいられない。

そして、キラキラした黒い目を見ているうちに、ふと気づく。
――どんなに楽しくても嬉しくても、困っているように見えてしまう顔なんだよね?
――そうか、別に困っているわけじゃないんだね。

笹倉 鉄平


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